ハイヒールと外反母趾

ある本に「ハイヒールは悪魔の靴」と書いてありました。はたして本当にそうなのでしょうか?

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ハイヒールと外反母趾

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ある本に「ハイヒールは悪魔の靴」と書いてありました。

はたして本当にそうなのでしょうか?

ハイヒールでも足が前に滑っていかなければ、
外反母趾やハンマートゥにはならないという説が最近は広まりつつあります。

それを検証するものとして、
ハイヒールを履かない子供や、田舎で一生をすごし、ヒールなどと無縁な女性にも
外反母趾はいるのです。

とある研究発表のデーターによると、
ハイヒール着用暦ありと着用暦なしの外反母趾発症率を調査してみると、
着用暦ありが着用暦なしよりも2~5%近く外反母趾発症率が高いことがわかりました。

たしかに、ハイヒール着用暦のあるないでは、着用暦ありのほうが多いのですが、
問題はそれほど圧倒的な差がないということです。

データーをさらに解析していくと、ハイヒール着用暦のない40代女性と、
ハイヒール着用暦ありの20代女性では、発症率がほとんど一緒なのです。

しかも、ハイヒールの着用年数と外反母趾の発症率は比例しないことも
調査でわかってきました。
長くハイヒールを使用している人の発症率が必ずしも高くはなく、
着用10年未満の人と30年未満の人の発症率はほとんど変わりません。

これらのことが意味しているのは、ハイヒールの誤った使用による足への負担は否めないところですが、
仮に長く履いたとしても発生率には関係ないので、20代より40代のほうが長くハイヒールを履いているから、外反母趾になりやすいという説は成り立ちません。

着用暦ありなしでもさほど大差はなく、20代40代も変わらない。
つまり、靴以外の要因もあるということです。

ホルモンバランスの影響も関係していることがわかってきたり
加齢とともに変化する姿勢も影響は大きいです。
(男性の外反母趾は70代になり急激に上昇します)

これらの要因にプラス靴がきっかけとなり外反母趾になるケースは多いと思われますが、あくまでもきっかけに過ぎないのではないかと思います。

私が思うに性差、姿勢、運動形態(歩行など)、、そして靴
これらの条件が揃うことで外反母趾は発生するものと考えます。

そこで、どんなハイヒールがいいかというと、
ヒールの高さが個々の歩行形態に合っている。(回内、回外のバランス)
足が滑りずらく、狭いトゥ部分で圧迫されない。
滑らないようにソール部分のカーブの落ち込むポイントが重心位置よりも前にある。
ヒール高が極端に高すぎないもの(前足部のみの荷重は開帳足を招きやすい)

このようなポイントに注意して選んで、決して無理はしないことです。
歩きが多いときは履かない、、フォーマルな場面では、履き替えるなどの工夫が必要ですね。

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投稿者: Kiyoshi IIDA

姿勢・動き・競技中の動作解析などからカラダの動きや姿勢の問題点を抽出しケガ予防・コンデショニング・パフォーマンスアップなど、問題解決に向けて総合的な コンサルテーションを行うスペシャリスト。 専門分野:オーダーメイドインソール 作成・アライメントトレーニング指導・シューズ全般 JOC (財)日本オリンピック委員会 強化コーチングスタッフ(2002〜2011) (財)全日本スキー連盟モーグルチームテクニカルスタッフ(2001〜2011) 2002ソルトレイクシティ・2006トリノ・2010バンクーバーオリンピックに全日本スキーチームとして帯同 NSCA認定ストレングス&コンデショニングスペシャリスト(CSCS)2004〜2015 山形県スポーツタレント発掘事業YAMAGATAドリームキッズ講師(2008〜)スポーツシューフィッター制度創始者 日本障害者スキー連盟 IDアルペン コーチ兼トレーナー(2018〜)中央大学保健体育研究所 客員研究員(2019〜)

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