さて、バランスを取ってしまう方の脚(足)は骨で立つことができないので、
反対側の脚に比べて筋肉に負担をかけてしまうことが多い、という話でしたが、、、
骨で立てるほうの脚(足)には、どんな問題が潜んでいるのでしょうか?
こちらの脚(足)はしっかり力を伝えて立ったり運動したりすることができるのですが、
膝が内側にねじれるように入ってしまったり、腰をねじるような骨盤の動きは出にくいので、
歩行や運動のたびに腰ごと横に逃げてしまうようなクセがでてしまいます。
つまり、体重をかけられる軸が作れるだけに、
反対足よりも無意識に体重を預けやすいのです。
結果、真横に体を逃がして安定したアングルを作ろうとしてしまうのです。
試しに鏡の前で片足立ちしてみましょう。
どちらかの足での片足立ちのほうが、大きく横に動いてしまうはずです。
鏡がなくても、片足になると、一度外側に大きく流れて戻るか、
足の小指側に乗ってふらつくはずです。
脚(leg)では、側方への動きを止めようとして外側の筋肉を使い過ぎてしまい
腰の横が張ったり、膝の外側が痛くなったりします。
足(foot)では、小指側に乗りやすくなるため、小指側が痛くなったり、
捻挫をしやすかったりします。
足の外側荷重から内側荷重への動きが大きいので、
足首周りを痛める人も多いようです。