ローヒールパンプスは難しい

パンプスやハイヒール、、ヒールの高い靴は問題視されがちですが、、
実は、ローヒールのパンプスの調整は非常に難しかったりします。

理由は、、、、
足が、回内してしまうから、、、

 回内、、、親指側に土踏まずをつぶすような動き(外反)をしてしまうこと、、

通常ヒールが高くなればなるほど、つま先立ち状態に近づき回外しやすい傾向になります。

 回外、、、回内の反対。小指側に倒れるような動き(内反)のこと、、

平地で回内(外反)傾向の強い足の人は、ヒールを高くしていくと、逆に回内(内反)傾向に変わってきます。

つまり、ヒールを履くことによって、この回内から起きる様々な問題や症状が起こりにくくなるのです。

試しにつま先立ちしてみてください、小指のほうに体重が移動するのがわかりますよね?

もちろん、左右の足で動きの癖や骨格の状態は違いますので、
両足とも同時にニュートラルの状態になることはないにしても、

回内足(外反足・土踏まずが落ち込んだ偏平足)の方は、
適当な高さのヒールを使用すると、、、
重心は外に行きやすくなるし、足のアーチも足底筋が引っ張られることで一時的に復活しますので、
非常に安定した足元を作り出せちゃう人が多いということなんです。

特に女性は、男性より足部の回内(外反)傾向が強く、
もし、女性がヒールを履いていなかったら、、もっと回内足の人が増えていたかもしれません。
これが、男性も履いていたハイヒールが女性用として生き残った理由なのかもしれません。

ヒールの靴を履くから外反母趾になる、、と思い込んでいる方やそういった考えが定着しているので、
伝わりにくいところではありますが、
ヒールを一回も履いたことのない田舎のおばあちゃんにも外反母趾はいますし、
もちろんヒールを履くはずもない小学生でもなりますし、少ないですが男性もなります。
その方たちは基本的には回内足です。

一方、ヒールをたくさん履いて、外反母趾になったという人は、
前足部の扁平(ハイアーチの人に多い)=開帳足 だったり、
ヒールで足が前に滑ってしまって、狭いつま先で圧迫されるなど、
靴による負担が多いと感じます。

、、でローヒールのパンプスですが、
3cm以下ぐらいのプレーンなパンプスや2cm~1cmぐらいの小さいヒールのついたとんがり靴では、
やはり、足部に回内がおこりやすく、履き口も広いので、内側ががばーっと開いちゃいます。

しかも、低くなれば低くなるほど、かかとへの体重は増すため、シャンクが必要なはずなのに、
ヒールの高い靴はシャンクが入り(構造上シャンクが強くないと壊れてしまう)
ヒールの低い靴はシャンクがなくても壊れないので省略されていて、靴底のどこでも曲がる靴が多いのも事実です。

回内が起こりやすいということは、足が歩行で運動をするときに、余計な動きをたくさん、しかも大きくするということなので、やわらかい靴ならまだしも、革のしっかりした靴では、まずフィッティングができないでしょう。

特にプレーンなパンプスをあわせるのは、履く人の回内・回外傾向をしっかり把握して、
適切なヒール高を読み取ってあげてフィッティングすると良いと思います。

投稿者: Kiyoshi IIDA

姿勢・動き・競技中の動作解析などからカラダの動きや姿勢の問題点を抽出しケガ予防・コンデショニング・パフォーマンスアップなど、問題解決に向けて総合的な コンサルテーションを行うスペシャリスト。 専門分野:オーダーメイドインソール 作成・アライメントトレーニング指導・シューズ全般 JOC (財)日本オリンピック委員会 強化コーチングスタッフ(2002〜2011) (財)全日本スキー連盟モーグルチームテクニカルスタッフ(2001〜2011) 2002ソルトレイクシティ・2006トリノ・2010バンクーバーオリンピックに全日本スキーチームとして帯同 NSCA認定ストレングス&コンデショニングスペシャリスト(CSCS)2004〜2015 山形県スポーツタレント発掘事業YAMAGATAドリームキッズ講師(2008〜)スポーツシューフィッター制度創始者 日本障害者スキー連盟 IDアルペン コーチ兼トレーナー(2018〜)中央大学保健体育研究所 客員研究員(2019〜)

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