上下動の多い走り

走っているときの重心の移動の方向や、足が地面を蹴る推進力が前方ではなく、やや上方に力が向くと、上下動が多い走りとなってしまいます。

上下動が多くなると、自重による着地時の衝撃をやわらげようとして、人間は全身でショックを吸収しようという動きを通常よりも大きくしてしまいます。

衝撃が大きくなればなるほど、全身を柔らかく使うようにしてしまうのですが、
背中・腰・膝・足首を柔軟に使い器用にショックアブソーブしてしまいます。

よく、足部の回内(プロネーション)が両足ともきついランナーの方は、
この衝撃吸収を無意識にしてしまうというメカニズムが両足の回内(プロネーション)を招いているケースも見逃してはなりません。

短距離では、足首は柔軟に使えるようにしながら、着地時には膝や足首の関節をロックさせるというドリルを行ったりします。

いわゆるタイトネスというやつです。

これは、正しい位置に乗って地面を効率よくおす力と、押し返す筋力のバランスが取れて初めてタイトネスという固さが生まれます。


ランニング時の上下動の大きい走りは、
衝撃吸収のために全身の関節などを弛緩させてしまう可能性が高く、
走り方ひとつで、足元のプロネーション(回内)なども減らすことは可能なのです。

投稿者: Kiyoshi IIDA

姿勢・動き・競技中の動作解析などからカラダの動きや姿勢の問題点を抽出しケガ予防・コンデショニング・パフォーマンスアップなど、問題解決に向けて総合的な コンサルテーションを行うスペシャリスト。 専門分野:オーダーメイドインソール 作成・アライメントトレーニング指導・シューズ全般 JOC (財)日本オリンピック委員会 強化コーチングスタッフ(2002〜2011) (財)全日本スキー連盟モーグルチームテクニカルスタッフ(2001〜2011) 2002ソルトレイクシティ・2006トリノ・2010バンクーバーオリンピックに全日本スキーチームとして帯同 NSCA認定ストレングス&コンデショニングスペシャリスト(CSCS)2004〜2015 山形県スポーツタレント発掘事業YAMAGATAドリームキッズ講師(2008〜)スポーツシューフィッター制度創始者 日本障害者スキー連盟 IDアルペン コーチ兼トレーナー(2018〜)中央大学保健体育研究所 客員研究員(2019〜)

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