ハイ・ロー・ミドル?

ハイ・ロー・ミドルと言った3種類のインソールがある場合。果たして実際のアーチの高さにインソールを合わせてあげる事が本当に重要でしょうか?

ハイアーチの足の人にはアーチの高いインソールを、逆に扁平足の足の人にはローアーチのインソールをという考え方には疑問を持ちざるを得ません。

通常オーダーメイドインソールを作成するときには、左右で、アーチの低下の強い方の足のサポートを強く作成し、アーチが十分ある方の足にはサポートを強くし過ぎないという考えの元にインソールが作られます。

実際そのようにして作られたインソールを使ってみると、アーチの落ち込みの強い方の足は常にアーチが落ち込もうとしているために、いつもサポートされている感があります。逆にアーチがしっかりある方の足は普段はフィット感があまりなくて、例えば当アウトして足首を曲げるなど、意識的に「悪い動き」を起こしてあげると、そのときに抑えてくれるように作用してくれます。

つまり、サポートの必要な足には必要なサポートを、普段はサポートの必要がなくても悪い動きをしそうになったらそれを止めてくれるというサポートが正しくあるべき姿で合って、実際の足のアーチの高さに合わせてしまうと、ただ、現在の足に合わせただけのインソールになってしまいます。

過矯正にならないように、物足りないサポートにならないように、していくためには、ロー、ハイ、ミドルのインソールを左右別々に処方すべきなのです。

過去にインソールブランド3社にこの提案をしましたが、店舗のスタッフを教育して、左右の必要なアーチ高を処方するという案です。

残念ながら大量生産のインソールを左右別々に売るということは在庫リスクが高く不可能でした。また、店舗のスタッフを教育するより、マシンで自動計測する方がユーザーに与える説得力があるのでしょう。でも、実際はあまり効果のないことをやっている、、

そんな経緯もあり、左右非対称セミオーダーインソールを開発しました。

簡単な質問で「問診」を行い、画像をみることで「オンライン動的アライメントチェック」を行い、それぞれの足に必要なアーチの強さを処方します。

アーチのサポートが必要な足には必要な部分に必要なサポートをサポートが必要のないところには過矯正にならないように、、大量生産ではなく、ハンドメイドのインソールだからできる技です。是非ともお試しください。10月13日18時までの限定割引先行販売を実施しています。

オーダー靴その2

私はこれまでにオーダーで靴を作ったことが1度あります。

いわゆる総革製のハンドソーンのピスポークシューズです。

当時、革靴の勉強をしていた時の先生(ビスポークの靴屋さんが靴教室を開いていました)にお願いして勉強のためと思って作ってもらったのですが、ブーツにしたせいも合って費用は確か30数万、製作期間は1年3ヶ月かかりました。これでもフルフルオーダーの一つ前の八部仕立て?とかいう80%フルオーダーというビスポークです。

採寸をして靴型を作り(ベースとなる靴型にのせ革をしたものを作ります。)その靴型で採寸用の靴を1足作ります。その後仮合わせ用の靴でもう1足作り、本番用の革で最後作りこんでいくという具合です。

噂には聞いていましたが、採寸用の靴を2つ作るというのを体験しました。もちろん本番用の革ではありませんが、その靴はもらえません。当たり前か、、

先生は私がインソールの専門家であると知っていたので、インソールを入れるように作ってくれました。それはとても素晴らしい履き心地です。

もったいなくて前回いつ履いたか覚えていないくらい全然履いていません。

オーダー靴

登山靴はオーダーメイドで作るな、とは結構昔から言われている都市伝説?です。

足に合う靴がなかなかないからオーダーしかないと思って、高いお金をかけて靴を作ってみたものの結局当たって痛くて履けなかったという顛末の話です。

そもそも足に合う靴が見つからない人というのは、足が歪んでしまっているか、歪んだ動きをしてしまっている人です。

そんな人は、市販の靴を履いても当たりますし、硬い皮でできた靴をオーダーしても、結局は動きの中で当たってしまうのです。

市販の靴は、いい状態の足が入ることを想定して作られます。設計された靴型(木型という人がいますが今時はプラ型です。)が歪んでいる足のことは考えずに作られます。

柔らかい靴であれば、くつの素材が変形してくれるので、多少設計通りの靴型にあわない足でも許容してくれます。

ところが、硬い皮の靴になると、足の形に合わない部分は当然当たりますし、さらに歩行で動くとさらに許容範囲を超えた動きが出ることで当たりや靴ズレが起こります。

登山靴は硬く厚い皮を使って重厚に作られていますので、靴が足なりに動いてはくれません。同じような例はフィギュアスケート靴なんかも同じです。総革製のスケート靴は登山靴と同じ理屈で当たりが出やすいので、オーダーしても結局は同じことです。あとはコードバンとかの硬い皮を使った革靴、これも馴染むまでに相当時間がかかります。

靴づくりの職人さんがバイオメカニクスや足病学などに明るい人であれば、オーダーの靴を歪んだ足に合わせて作ることはないのでしょうが、どうもスケートくつのオーダー物とかをみていると、悪い足に合わせて作っているようにしか見えません。

オーダー靴では、靴型の足の当たりそうなところに「のせ革」と言って革を貼ってオーダー用の靴型を作るのですが、当たらないように緩くしているようなオーダー靴ばかりをみます。(その人専用の靴型を木で作ってワンオフでやっているのは、高級靴の中でもいつもオーダーしてくれている特別な顧客だけです)

それよりも、インソールを正しく作ることで、足が良い形になって靴の中にエントリーすれば当たりも少なくなりますし、足の動きも歪んだ動きをしなくて済むようになりますし、市販の靴でも十分痛くない靴になるのです。

インソールはまるで、良い姿勢で運転をさせてくれるドライバーシートのようなものなのです。

裸足の季節

暑い日が続いています。

ついついサンダル履きの時間が長くなってしまいがちです。

裸足でサンダルの場合、特に注意したいのが、土踏まずアーチの落ち込みです。

長時間の買い物や、硬いサーフェイスの地面の上に立っていたり、階段の上り下りなどを続けていると、土踏まずを酷使してしまいます。

土踏まずのアーチが内側に足が倒れ込むと同時に足の内側の腱を引っ張ってしまい、その腱は内くるぶしの後ろを通ってスネの内側の筋肉へとつながっています。

土踏まずの酷使によってこの腱に伸長性のストレスが働き、腱の痛みや、スネの内側の痛みを誘発してしまいます。

ひどくい場合には後脛骨筋腱炎という炎症が起こる状態にまで発展してしまうこともあり、治るのに時間を要することになりかねません。

また、アーチのサポートのついたサンダルを履いている方も、自分の足のアーチの高さに合っていないと、今度はサンダルのアーチが強すぎて、反対側の小指がわに足が倒れようとしてしまう場合もあります。

この場合も外くるぶしの後ろにある腱やスネの外側の筋肉にストレスがたまり、腓骨筋腱炎というケガに繋がりかねません。

最近はリカバリーサンダルなどと言って土踏まずアーチ部分の盛り上げったサンダルがスポーツブランドからでていますが、そもそも靴を履いている状態での圧迫からのリカバリーという意味でサンダルを履くということに理解はできますが、アーチのサポートでサンダルによって積極的にアーチ部分のリカバリーが、自由度の高いサンダルでできるわけがなく、「リカバリーサンダル」というネーミングには疑問を感じざるをえません。

ビルケンシュトックのサンダルにしても、本来ドイツでは、アーチの高さをオーソペディシューという専門家が見てくれて、左右非対称にパターンオーダーをするのが基本でしたが、このタイプのサンダルが、その形状やファッション性から「つるし」で売られるようになってからは、私のお客様にも足をを痛めてしまう方を多くお見かけしています。

暑い日が続き、つい足も開放的になりやすい季節ですが、サンダルはできるだけ短時間で、座っている時間が長い時などにお使いいただければと思います。

左右非対称のインソールもこのパターンオーダーをヒントにして開発されたというのもあります。10月までの限定割引です。超早割でご購入したい方はお早めにどうぞ!

左右非対称インソール

昨日8月13日18時より、Makuake(マクアケ)のサイトにて、左右非対称、セミオーダーインソールの先行販売を開始しました。

レディメイド(成形済み)インソールとしては、おそらく業界初ではないかと思います。

これまで市販されている成形インソール(この場合オーダーメイドインソール以外のインソールというべきでしょうか?)は間違えなく左右対象の物ばかりが販売されてきました。

本来人間の足は、股関節でつながっていることで、「1対の足」ということで基本的に運動は同調の動きをするように連鎖しています。

つまり、体重が右側に移動すれば、右足は外側に重心が移動し、左足は内側に重心が移動します。

このような運動連鎖があるということは、例え、両足とも扁平足でも、両足ともハイアーチでも、左右差が必ずあり、そして足の運動にも左右差があることがわかります。

左右対象のインソールを使用した場合、片足には程よいサポートだったとすると、片足には物足りないサポートだったり、過矯正となる可能性が高いのです。

市販品の多くは、回内予防(オーバープロネーション)対策を謳っているインソールが多いのですが、その分アーチは強めの物が多いようです。

これは、ユーザーにたいし、効いている感を出すためにしていることなのですが、実際に片足には過矯正となってしまっているケースをよく見かけます。

そんなことから、フットトレーナーズでレディメイドインソールを販売するならどんなインソールにすべきか?を検討した結果。お客様の足の状態に合わせた左右非対称のインソールを作ってみようということになりました。

これは、量販のインソールではなかなか実現不可能なことです。

よく、ハイアーチ、ミドルアーチ、ローアーチの3種類を出しているメーカーがありますが、ユーザーが正確にそれを選ぶのは困難ですし、足が対の関係にあることを考えると片足には良くても片足には何かしら不具合が生じる可能性があります。

左右でハイ、ロー、ミドルのアーチを別々に購入できるようにはなっていませんし、また、それを正確に判断できる店員さんもいません。

フットトレーナーズで開発したフィーテック®︎アシンメトリーインソールは、ご購入時に「10の質問」と2つの動画をとって見せていただくことで、左右別々の理想的な足のサポートを実現するパターンオーダー(セミオーダー)のインソールです。

足型に合わせるのではなく、足が必要としているサポートを的確に左右差をつけてお届けするインソールなのです。

これは、ハンドメイドで作成するフィーテック®︎インソールだからこそできる技術です。このアイデアで作成されたインソールは、10月13日18時まで限定で、makuake(マクアケ)のサイトにてクラウドファウンディングで先行販売されます。

今回はテスト販売につき最大55%OFFで1ペア8,940円 2ペア16,390円から手に入れることができます。詳しくは下記のリンクに是非アクセスしてください。

上下動の多い走りの修正

先日フォームチェックにきてくださったランナーの方、どうしてもピョンピョンと走る時に跳ねて上下動が大きくなってしまうとのこと、

いつも通り着地のベーシックポジションを教えて、股関節をアクティブにして、重心を落として走っても上下動が止まりませんでした。(普通はこれで止まります)

この場合の多くは大腿四頭筋か腸腰筋の過緊張を疑います。

股関節の屈曲筋が過緊張の状態にあると、股関節での大腿部の矢上面上(横から見た時)の可動域が小さくなってしまいます。

どのように小さくなるかというと、前方へのスイングが大きくなってしまい、後方へのスイングが小さくなってしまうのです。

すると股関節の屈曲が強くなり、膝から下の第二のスイングが体の前方で行われることになり上下動が大きくなってしまうのです。

もっと簡単に説明すると

忍者走りが上下動の少ない走りだとします。目線の高さを変えないようにすっすっと進んでいきます。この時カラダを前方の押し出すには股関節が後方にスイングしていることで、体を押し出す動きが前方への推進力になります。

股関節が後ろにスイングしない走り(歩き)の典型例は、泥棒のコントでやっている「抜き足、差し足」というやつです。

同じ静かに歩く(走る)にしても大きな違いです。

ランナーの方は、腸腰筋は問題なく大腿四頭筋の過緊張が原因でしたので、大腿四頭筋のケア(物理療法とIASTM)を行い、セルフケア方法を指導して解決しました。

足の形が教えてくれるもの

足の形は、その足のどこに体重がかかっているかで大きく変わってきます。

内側(親指側)に体重がかかれば、土踏まずアーチを潰すような足の形になりますし、

外側(小指側)にかかれば土踏まずのアーチははっきりと出やすくなります。

さらに歩行時の重心の移動の仕方によっては、足裏がどのように変化するかが予測できます。

例えばトウアウトしている人の足の前方への重心の移動は、かかと〜母趾に抜けるような重心の移動となり、トウインしている人の足の前方への重心の移動はかかと〜小指側に抜けるようになります。

なぜ、その足がそのような形をしているのか?を見いだすことで足の形に隠されたストーリーがわかります。

さらにそのストーリーについて、痛みや、動きのクセとの関連を紐解いていくと、足が語ってくれることが非常に大きいことがわかります。

オーダーメイドインソール作りで欠かせないことは、足のアライメントをよく読み取ることです。オーダーメイドインソールは、その足がしてはいけない動きを減らし、すべき動きを導くものでなくてはなりません。

有痛性外ケイ骨

原因不明の足の内側の痛み、診断は「有痛性外ケイ骨」でした。

外ケイ骨というのは、舟状骨という内くるぶしの前下方にあるでっぱり部分が、何らかの原因で剥がれた副骨であると言われています。

正確に分類すると完全に離れている物とそうでない物があるようですが、離れた外ケイ骨と舟状骨の間の軟骨板が炎症をおこしてしまって痛みが出るようです。

何かの症例研究で聞いたのですが、有痛性外ケイ骨のほとんどが思春期の女性に多く見られるということです。

また、ある先生によると、有痛性外ケイ骨の女性のほとんどが足のウィズが細く扁平足の方が多いとのことでした。

要は、足の細い女の子が足の幅が狭いのに、狭い靴が売ってなくて靴の中で足が動いて、回内外を繰り返しているうちに扁平足が強くなって、思春期のホルモンバランスによって靭帯が緩みやすくなったタイミングがより牽引性のストレスが大きくしてしまい、本来関節ではない中足部にもう一つ偽関節(ぎかんせつ)を作ろうというメカニズムが発生しているのだと思います。

この外ケイ骨という副骨はいわば、膝のお皿のような骨であり、可動域が大きく、強い靭帯が絡んでくる関節にある浮遊骨です。例えば膝のお皿の他には親指の付け根の裏側に種子骨という骨が2つあります。

つまり足の中心部の大きく動く関節を作ろうとしてしまっているのだと思われます。

足のウィズの細い女の子には、思春期を迎える前に、有痛性外ケイ骨の予防のために、ウィズの合ったシューズとアーチサポートのあるインソールが必要ですね。

ハイアーチ

ハイアーチ。
アーチが(土踏まず)が高い状態を総称していいます。

ハイアーチの足の人は、実は偏平足よりやっかいだったりします。

土踏まずが高いため、偏平足のように土踏まずの接地面積が広くないので、
踵と、前足部といった、通常より狭い面積に体重が集中してしまいます。

そのため、重心が後ろよりの人は踵に、
前よりの人は前足部に、、と
どちらかに荷重をしてしまいます。

なので、踵が疲れやすくなったり、
前足部分の横アーチがつぶれやすくなり、
開帳足→外反母趾などにもつながりやすいのです。

また、偏平足が回内といって土踏まずをつぶすような動き
(親指側に倒れる動き)をするのに対して、
ハイアーチの場合は回外といって、
小指のほうに足が倒れるような動きをすることが多いので、
捻挫も起こしやすいです。

さらに、歩行時に回外した状態でついた足に体重が掛かっていくと、
ノーマルの人や偏平足の人以上に、大きく回内しますので、
(通常はニュートラルもしくは回内した状態から回内するのに対しハイアーチの人は回外した状態から移動距離の大きい回内をしてしまいます。)
運動の中で土踏まずがつぶれやすくなります。

そして、ハイアーチは土踏まずも落ち込むスペースがいっぱいありますので、
そのスペースを十分に使って、アーチを低下させてしまうのです。

最初から偏平足の方が楽だって言うくらいですねー

長時間歩いたり、走ったりすると、つま先が靴に当たりやすくなるのは、
ハイアーチの人に多いようです。

水泳選手の足のケガ

競泳やシンクロなど、水泳選手が足のケガ、、、と聞くと、、
意外だと思う方は多いはず、、、

私が勝手に想像するには、
実は、水中での受傷は少なく、
陸上での普段の生活やトレーニングでの体の使い方のアンバランスが深刻なケガにつながっているような気がしてなりません。

水泳選手の陸上での有酸素系のトレーニングがどのように行われているかわかりませんが、陸上の6分の1の重力で「泳ぐ」と言うパフォーマンスを発揮するためのトレーニングが陸上でのランニングが最適だとは思えません。

しかし、人間の体は陸上で直立して重力がかかった状態で正しく機能する構造になっていますから、その辺のギャップを科学的に埋めていくことが成功への鍵なのでしょう。

通常の歩行やちょっとしたラントレーニングなどで、足元の問題から脚部全体の筋力バランスなどが崩れることは、陸上での生活が通常の人より短い競泳選手などには多いのではないかと思います。(サンダル率高そうだし、、)

どうですか?水泳にもインソール正しい靴選び必要ですよね?