レディメイドインソールの短所

通常販売されているシューズに入っているインソールは、靴の製法上、靴の内部にできた縫い目などから足を守るために入っています。

おはようございます。

ヨネックスさんから開発に参加させていただいたランニングシューズの完成品が届きました!

こうやって形になるのは、やはりモノ作りの醍醐味です。

雨が上がったら早速走ってみたいと思います!

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本日のトピック レディメイドインソールの話

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通常販売されているシューズに入っているインソールは、靴の製法上、靴の内部にできた縫い目などから足を守るために入っています。

また、インソールを入れることで、直接靴底の素材に足が乗ることを避け、履き心地をよくするためにクッションの役目として挿入されています。

もし、インソールが入っていなかったら、素材と素材の縫い目や段差で足が擦れて靴擦れを起こしてしまったり、足裏が硬く感じてしまい、疲れやすくなったりマメができやすくなったりします。

中にはクッション性をうたった素材を使うことで、足裏のクッション性の良さを売り文句として販売しているシューズもありますが、元々入っているインソールにはそれ以上の効果はあまり期待できません。

例えば、アーチをサポートするインソールを入れたとしても、カスタマーの個別性が高い足の裏に対してはシューズメーカーも慎重にならざるを得ません。

なぜなら、もし、アーチをサポートするにしても個々のカスタマーのアーチの高さは人それぞれ、しかも右足と左足が異なるのが当たり前です。十人十色どころか十人二十色な訳です。

仮に片足にはあったとしても、片足には過矯正になってしまう可能性や、足の裏は非常によく動くところですし、カスタマーの全員が正確にサイズを選んでくれているとは限りません。その様な状況では、靴擦れやマメなどができるシューズになってしまいます。メーカーとしては足裏に関してはノータッチ。というよりはアンタッチャブルな領域なんですね。

そう考えると、市販のレディメイドのインソールも同様にトラブルが起こりやすい可能性があると言えます。こちらは両足が同じ高さのアーチになっていて、メーカーによってはロー、ミドル、ハイアーチと3種類くらい出ているところもあります。

あるメーカーのカタログには、「ハイアーチは衝撃の分散!」「ミドルアーチはよりパワフルに!」「ローアーチはバランス向上!」などと書かれていますが、正直意味不明です。

昔は、インソールをオーダーメイドで作る技術者をメーカーが育てていました。なぜならスキーブームで、スキー用のインソールはエキスパートスキーヤーに売れたからです。今は、正直インソール業界は退化の一路を歩んでいます。大手のオーダーメイドインソールメーカーも、大量生産大型チェーンストア向けのプロダクトがメインで、かつてジェルの入った衝撃吸収インソールを否定していたブランドが、ショッピングモールでジェル入りインソール堂々と販売しているのです。

レディメイドインソールがもし、仮に正しく使われるとしたら、左右でハイ、ロー、ミドルのアーチを使い分けることができるインソールか。難しいことかもしれませんが販売スタッフが、きちんとアライメントを見て、左右の違うインソールを販売することができる。私はこれしかレディメイドインソールがきちんと機能する道はないと思っています。

どちらにせよ、あまり劇的に履き心地が変わる様にはできておらず、ひとまずもともと入っていたインソールよりも無難にアーチサポートがついているといったものに過ぎないのが市販のレディメイドインソールということになります。(入れないよりいれたほうが良い)くらいの感じでしょうか。

別のコラムでも書きましたが、市販されているレディメイドインソールのほとんどが、足が前に滑ってしまう様な構造になっています。

見分けるポイントはかかとの売り路の立ち上がりです。

この部分が立ち上がりがつま先方向に向かって斜面になっているインソールは足が前に滑ります。そのため靴がきつく感じたり、かかとの位置が前方に来てしまいシューズのかかとに足がフィットしていない状態で履くことになります。(靴のかかとの内部が擦れて壊れやすくなります。)

また、小指側のくるぶしのしたの少し前の部分の足裏、ここはとてもよく動く部分なのですが、(第五中足骨)外側の横のサポートが強すぎて、この部分を圧迫してしまっている市販品も多い様なので注意が必要です。

実際インソールの市場規模というのは、裾野が広がって来てはいるものの、ほとんど伸びていないのが現状です。これにはやはりインソールそのものに対する知識がメーカーや販売店にも不足していることが現状なのだと思います。

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